
茶の若枝や新芽の茎、葉の葉脈の部分を多く含んだお茶を折物(茎茶)と言います。芽の部分や粉になった物などと同様に"出物"と呼ばれ、玉露や煎茶の製造時に選り分けられる部分ですが、葉の茶とはまた違った味わいを持つお茶です。京都では折物(茎茶)のことを「雁が音」(かりがね)や「白折」(しらおれ)とも呼び、特に玉露雁が音(白折)は、宇治田原産のものが最高級とされています。
当店のお薦め折物(茎茶)は、高級玉露折物(茎茶)です。茎では葉のように旨味成分を渋み成分に変化させる光合成が盛んに行われないため、旨味は葉の部分より多く残ります。さらに、香ばしさの香り成分や甘い花のような香り成分も豊富に含まれており、茎茶の特長を十分にお楽しみいただけます。